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野生の生き物たち
ー甲斐駒ヶ岳の麓に生きるー
猿の肖像
この地で動物を撮影するようになって最も多くカメラを向
けているのが「猿」である。特に武川・白州・甘利山の猿を
追っている。
農家にとっては「敵」である。最近は小淵沢、長坂、そし
て八ヶ岳山麓へ徐々に生息域は広がっていっているようであ
る。ここに生まれたから「敵」なんだよね。地獄谷や、他の
保護地域や施設に生まれたら、追い立てられずに、のんびり
生きられるのにね。可愛いなんて言ってもらったりして。
この地の彼らは、当然、警戒心が強く、真面に撮らせては
くれない。まず逃げられる。でもたまに、ごくたまに、ほん
とにたまに撮らせてくれることがある。
理想は共存共栄なんだろうけど、相容れない事がほとんど
だと思う。うちの南瓜もしっかり取られたしね。だからとい
って排除していいわけでもない。だから出来るだけ観察しよ
う。相手を見よう。相手を知ろう。
「猿の写真」から「猿の肖像へ」
まだまだ始めたばかりで、追いかけて、撮るだけで精一杯だ
が、写真を通して、彼らを少しでも知っていこう。
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